植物由来の成分の利用による毒素の低減化技術の開発(12)

課題名 植物由来の成分の利用による毒素の低減化技術の開発(12)
課題番号 1995003773
研究機関名 食品総合研究所(食総研)
研究分担 流通保全・微制御研
研究期間 継H03~H07
年度 1995
摘要 カビの生育制御を試み、ワサビやカラシの揮発性成分アリルイソチオシアネート(AIT)の有効性を明らかにした。穀類の貯蔵実験でも、少量のAITの封入によりカビの生育を抑制することが可能であった。AITの抗カビ性の難点は、初発胞子数が多い場合には発揮されにくいことと、刺激臭を持つことであった。6年度は、AIT蒸気処理による貯蔵性の向上とAITの刺激臭の克服を目的として実験を行った。穀類にカビの胞子を添加し、AIT蒸気のみが穀類に接触するようにビニル袋に封入し15時間後に穀類試料を新しいビニル袋に移し保存した。2~6ケ月後開封しカビの発生率を調べたところ、カビの減少が確認された。植物精油の併用によってAITの刺激臭の減少が観察された。供試した全ての植物精油においてAIT臭のマスキング効果が認められた。なかでもオレンジオイルやレモンオイルのような柑橘油はAIT臭の軽減のみならず、さわやかな香りへの改変も感じられた。AITの抗菌性は、アーモンドオイル等との併用では低下が認められたが、他の多くの精油との併用では変化を示さず、抗菌性を保持していた。7年度は、AITの有効利用法の開発・改良を行い、実用化を目指す。
カテゴリ 加工 品質保持 レモン わさび

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