課題名 |
腸炎菌による鶏パラチフス症の血清学的診断技術の検討(97) |
課題番号 |
1995003558 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家畜衛試)
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研究分担 |
研一・細菌3研
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研究期間 |
完H05~H06 |
年度 |
1995 |
摘要 |
5年度は、鶏から分離された腸炎菌を用いて診断用抗原を試作して血清反応を検討したところ、抗体陽性の検出は試験管H抗体価測定法が優れていたが、その抗原の安定性があまり良くなく、簡便性では平板急速凝集反応(SA)が優れていた。6年度は市販されている腸炎菌のリポポリサッカライド(LPS)を抗原に用いた酵素抗体法(ELISA)を検討した。ELISAに用いるLPSの抗原濃度、被検血清の希釈濃度、標識血清の希釈濃度、反応条件等を検討した。ELISAの判定基準を検討するために、SPF鶏群血清を供試したところ、SAで陰性と判定されたSPF鶏群血清の多くに、非特異反応と思われる高い吸光度を示すものが多くみられた。そこで、40例の血清を用いてELISAの非特異反応の除去法について若干の検討を行ったところ、スキムミルクを用いたブロッキング法及び被検血清のカオリン処理法を組み合わせた方法が一番吸光度の低下がよかった。
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カテゴリ |
病害虫
診断技術
鶏
防除
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