課題名 | 各種飼料における炭水化物の構造と消化性(120) |
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課題番号 | 1995000930 |
研究機関名 |
畜産試験場(畜試) |
研究分担 |
栄養・飼料鑑定研 |
研究期間 | 完H02~H06 |
年度 | 1995 |
摘要 | 刈り取り時期の異なるイタリアンライグラス(IRG)及びアルファルファ(ALF)の細胞壁物質(CW)について、in vitro消化試験法により経時的な消化率を測定し、これらの刈り取りステージと消化性との関連を検討した。IRG1番草のin vitro消化率は、乾物及び細胞内容物(OCC)で生育ステージの早いものほど高い傾向を示した。各ステージの72時間OCW消化率は、60.7~71.5%であった。全時間処理における消化速度定数は0.048~0.096h-1(r=0.989~0.997)であり、ラグタイムは1.66~2.24時間であった。OCWの分解パターンは、24時間における消化速度が結実期のものを除いて一定であった。IRG2番草及びALFも同様の傾向を示した。このことから牧草は、初期のラグタイムを経過した後、24時間まではほぼ同じ速度で消化が進み、それ以降生育ステージによって消化速度が変化することが明らかとなった。 |
カテゴリ | アルファルファ イタリアンライグラス タイム |