フィルダムの振動特性解明のための強震観測(97)

課題名 フィルダムの振動特性解明のための強震観測(97)
課題番号 1995001922
研究機関名 農業工学研究所(農工研)
研究分担 造構・構造研
研究期間 完S63~H06
年度 1995
摘要 フィルダムは地震時に、基礎地質、地山形状、築堤材料等の多くの力学的・幾何学的な特性・特徴の影響を受けて複雑な振動性状を示す。フィルダムにおいて地震観測等を行うことにより振動特性を把握し、フィルダムの地震時の安全管理、耐震設計の向上に資する。大地震でのフィルダムの安全点検の必要性を迅速に判断できるダム地震情報システムを開発した。北海道・東北方面での大地震の際に行政部局で運用され、当初の成果を得た。広範囲の多数のダムにおいて迅速な安全点検を可能とする遠隔地の地震記録の収集・解析を統一的に行える地震観測システムを構築し、2ダムにおいて運用し、質の良い多数の記録・解析を行うことができた。堤体の振動特性に土質基礎の動的な特性が影響していること、堤高方向においても単純に地震動が増幅するだけでないこと等の複雑な振動特性の知見を得た。これらの結果により、フィルダムの地震時の安全性管理が向上し、安全性評価の着目点が明白になった。
カテゴリ 安全管理 管理技術 評価法

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