課題名 |
人工環境下における植物生産管理(138) |
課題番号 |
1995001963 |
研究機関名 |
農業工学研究所(農工研)
|
研究分担 |
農地・施設環境研
|
研究期間 |
継H03~H07 |
年度 |
1995 |
摘要 |
光量を一定に調節した白、赤、黄、緑、青の各種人工光源を持つ簡易環境制御室で、ゼラニウム及びペチュニアのポット栽培を行い、花卉類の生育に光質が及ぼす影響について検討した。ゼラニウムの場合、白色光以外の光源で、全体の乾物重はほぼ同じ成長であった。黄色光の場合は、花の分配率が高かった。花房(一つ一つの小花の集合体)の大きさは、白、黄の光源が大きく、小花の数は白、赤の光源で多かった。花柄長の長さは、白が最も長く、黄、青が最も短かく、ついで赤も短かった。以上の結果から、黄及び赤色の光源で、小花が密で、花柄の短い、わい化傾向にあることが明らかになった。ペチュニアの草丈は黄色光源で最も低かったが、乾物重は他の光源と変わらなかった。花の大きさは黄色光源で全体に小さかった。覆輪(花の周辺部の白い部分)の幅は、黄色光源で極端に広く、青色光源で狭くなった。このことは、光質によって、花の色のバランスを大きく変えられることを示唆している。
|
カテゴリ |
環境制御
ゼラニウム
ペチュニア
わい化
|