温暖地・暖地向き育成系統の超多収性の検定と栽培特性の解明(53)

課題名 温暖地・暖地向き育成系統の超多収性の検定と栽培特性の解明(53)
課題番号 1995002886
研究機関名 四国農業試験場(四国農試)
研究分担 作物開発・栽培生理研
研究期間 継H04~H07
年度 1995
摘要 地域農試育種研究室で育成された水稲6系統・品種を用いて早植と普通期の2作期において多収性の検定を行った。早植のタカナリは、平方メートル当たり収量量1,035gを達成した。供試品種の収量は、早植の方が普通期に比べ多収であった。また、変動する日射条件に伴う生育・収量性の変動の定量的かつ動的解析を行うため、遮光処理の生育・収量に及ぼす影響に解析を行った。その結果、遮光処理は処理時期により生育、収量に及ぼす効果が異なり、出穂前処理により平方メートル当り籾数の減少、出穂後処理により登熟歩合の低下が起こることが明らかにされた。また、遮光処理終了後の生育速度は、無処理区に比べ高まり、最終的な乾物重に有意な差は認められなかった。遮光処理の影響の程度は品種及び施肥窒素量により異なることが明らかにされ、稲体内の窒素条件及び炭水化物、蛋白質の転流特性の関与が示された。
カテゴリ 育種 水田 水稲 施肥 多収性 品種

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