| 課題名 |
森林土壌の不均質性が水・物質移動に及ぼす影響の解明(16) |
| 課題番号 |
1996004227 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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| 研究分担 |
森林環境・土物研
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| 研究期間 |
完H05~H07 |
| 年度 |
1996 |
| 摘要 |
森林総研に隣接する平地ヒノキ林土壌に、トレーサーとして臭素イオンを含む人工降雨を散水し、トレーサーの移動を追跡した。その結果、雨水が粗大孔隙中を浸透する過程で、高濃度の溶質を速やかに取り込み、細孔隙中の土壌水を追い越すかたちで下層に浸透することが明らかになった。また、粗大孔隙中でのトレーサーの移動速度は1.4mm/日と推定された。室内で粒径0.1、0.25、0.5mmの砂を4:1:4で充填したカラムを用いて、臭素イオンをトレーサーとして移動の追跡実験を行った。その結果、大きな孔隙を移動する水によって、小さな孔隙を移動する水の流束が増加することが明らかになった。さらに、平地ヒノキ林において、樹幹流による降雨の浸透を追跡した結果、鉛直下方への浸透は樹冠投影面積よりも降雨の継続時間に対応する傾向が認められた。千代田試験地の平面ライシメータを用いて降雨による物質の流入とライシメータからの流出を計測した。その結果、ライシメータに植栽されているヒノキを伐採した場合は、硝酸イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン濃度は伐採直後に一時的に上昇するが、長期的には溶存物質濃度は低下する傾向を示した。
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| カテゴリ |
植物相
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