| 課題名 |
平地林における土壌中の無機イオンの動態と浄化機能の関係解明(18) |
| 課題番号 |
1996004230 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
|
| 研究分担 |
森林環境・土化研土物研
|
| 研究期間 |
完H03~H07 |
| 年度 |
1996 |
| 摘要 |
森林総研に隣接する平地ヒノキ林を対象に、土壌の理化学的特性、林内雨、樹幹流、土壌溶液および浅層地下水の溶存物質濃度の変動を調べた。土壌の培養結果から、生成された無機態窒素は主にNO3-Nで、しかも大量に生成されるのは表層土壌に限られた。また、降雨や土壌溶液の窒素動態を調べた結果、林内雨によって約25kg/ha、樹幹流によって約4kg/haの無機態窒素が流入していることが明らかになった。土壌溶液のNO3-N濃度は、表層では気温や土壌の乾湿の影響を受けて変動が激しいが、200cm深の浅層地下水帯では、7から9mg/Lの比較的安定した濃度であった。1993年夏期の低温多雨によって、表層の土壌溶液でNO3-N濃度が顕著に低下した。この影響は100cm深まで認められ、しかも94年4月まで長期間にわたって濃度低下が継続した。臭素イオンをトレーサーとして土壌中での水の移動速度を計測し、林地での地下水かん養量を推定した。その結果、降雨量1200mmに対し地下水かん養量は510mm/yr.と推定された。この結果をもとに、土壌溶液のうち最も濃度の低い50cm深におけるNO3-Nが下層に移動すると仮定した場合、13.8kg/ha・yr.が下層に供給されると推定された。
|
| カテゴリ |
植物相
|