| 課題名 |
樹木の生理機能に及ぼす影響の解明(42) |
| 課題番号 |
1996004254 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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| 研究分担 |
森林環境・環境生理研
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| 研究期間 |
継H02~H08 |
| 年度 |
1996 |
| 摘要 |
空気中CO2濃度増加による生長特性の変化が、根圏のカリウム量の多少によって影響されるかを明らかにするため、シラカンバ苗木を、CO2濃度(約350~400ppm、約700ppm)、カリウム施肥量(肥料溶液中KCl 0.03,0.13,0.63,3.15mM)が異なる条件で育成した。施肥量の低下にともない葉のカリウム濃度は減少し、カリウム施肥量が最も低い処理区では、最も高い処理区の約60%の値となった。通常のCO2濃度下では、カリウム施肥量が異なっても、苗木の生長・光合成速度に違いはみられなかった。また、いずれのカリウム処理区でも、高CO2濃度では通常のCO2濃度に比べて、相対生長速度が10%、光合成速度が約20%増加した。シラカンバでは、根圏のカリウム量の多少によって、葉のカリウム濃度が0.48~0.79mmol/gDWの範囲で増減しても、CO2濃度増加が生長、光合成速度に及ぼす効果は影響を受けないことが明らかとなった。なお、実験には環境調節施設(大気汚染実験棟)を利用しているが、老朽化による機能低下が著しく、改修が急務である。
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| カテゴリ |
肥料
植物相
施肥
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