課題名 | ニホンジカが森林植生に与える影響の精密調査(49) |
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課題番号 | 1996004257 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林環境・群落研種生態研 |
研究期間 | 継H07~H11 |
年度 | 1996 |
摘要 | 栃木県奥日光の千手ヶ原にある5.12haの試験地で調査を行なった。1993年からシカの侵入を防ぐための1辺4mで高さ1.8mの防護柵を、4サイト(計8プロット)に設置している。柵によってシカの採食が妨げられたため、全てのサイトで、柵内の現存量は回復した。種別に見ると、ヤマカモジグサ、オオアブラススキ、ウシノケグサなどのイネ科型草本の現存量が柵内で高く、シカの採食や踏みつけが除去された影響が顕著に表われた。一方、サワギク、キオン、トモエソウ、イケマは、柵外でも現存量が高いことが明らかになった。1994年と1995年の調査からは、柵の設定による種数、多様度、均等度の有意な変化は認められなかった。調査は継続して行う。 |
カテゴリ | シカ 植物相 防護柵 |