山岳地における植生帯の移動条件に関する調査研究(47)

課題名 山岳地における植生帯の移動条件に関する調査研究(47)
課題番号 1996004259
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 十日町森林環境生産技術東北木曽・更新研種生態研多雪研土壌研防災研立地研
研究期間 完H05~H07
年度 1996
摘要 中世温暖期の埋没泥炭土の形成には、降雪量の減少が寄与している。傾斜が20゜を越える斜面では顕著な積雪グライドが発生、森林分布に大きな影響を及ぼした。アオモリトドマツは積雪移動の影響を受けにくい斜面に侵入している。温暖化が降雪量の減少をともなえば、アオモリトドマツの拡大に有利となる。ハイマツなどの植生下では冬期間表層土壌が凍結し、アオモリトドマツ林ではほとんど凍結していない。雪田植生の植物季節と雪線の移動、気象観測の結果、ヒナザクラは開花・結実に至るまで温度環境に依存しているのに対し、イワイチョウなどの花芽形成・開花は日長に依存する。温暖化がハイマツ林に及ぼす影響を検討したところ、生産力の増大や葉群構造等林分の発達過程の促進など、ポジテイブな効果が予想された。土壌表層のpHは標高が高くなるにしたがって低下し、表層の全炭素含有率は標高とともに増加する傾向が見られた。融雪係数を用いた融雪量の日変化について、実測値と熱収支法を用いた推定値との比較を行った結果、気温のみを用いた融雪推定法であっても十分に融雪を表現可能であった。
カテゴリ いちょう 植物相

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