課題名 |
食菌性昆虫類の分類と生態(126) |
課題番号 |
1996004351 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
森林生物生物機能・きのこ生研昆虫生態研
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研究期間 |
継 |
年度 |
1996 |
摘要 |
ツクリタケクロバネキノコバエおよびチバクロバネキノコバエにおいて、雌雄成虫が白色灯、無点灯に較べ、捕虫用青色蛍光灯に強く誘引されることが明らかになった。総捕獲雌数は、ツクリタケクロバネキノコバエでは、3日間で青色灯1,298、白色灯298、無点灯15頭、チバクロバネキノコバエでは、15時間でそれぞれ2,080、317、19頭で、青色灯では短期間で大量に捕殺された。雌成虫の捕獲割合は青色灯と白色灯で90%以上と極めて高く、無点灯では50%以下であった。試験栽培舎内の性比は調査しなかったが、無点灯で50%以下ということを考えると、青色灯と白色灯は雌成虫を強く誘引したと考えられた。捕虫用青色蛍光灯と粘着シートを併用した本器は、雌成虫を大量に誘引・捕獲できるので、クロバネキノコバエ類の防除やモニタリングに有効に利用できると考えられる。
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カテゴリ |
病害虫
管理技術
くり
チバクロバネキノコバエ
防除
モニタリング
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