課題名 | きのこ病原細菌Pseudomonas tolaasiiとヒラタケとの相互作用の解析 |
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課題番号 | 1996004710 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
生物機能・きのこ生研 |
研究期間 | 単H07~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 栽培キノコの重要病原細菌であるPseudomonas tolaasiiの病気発生機構の解明を試みた。この病原細菌は、病原性に大きく関与する毒素の生産を、宿主のヒラタケに存在する物質により強く誘導されることが明らかになった。この毒素誘導性要因の一つとして、ヒラタケに多く含まれるトレハロースの関与が示唆された。また、この細菌自信の増殖の進行と濃度により由来される、菌体外性の毒素生産誘導性物質の関与が示された。一方、分子遺伝学的手法による試験で、この毒素生産及びこの細菌の繁殖に対して、この細菌のグリセロールー3-リン酸還元酵素のレギュロンが、調節因子的役割をはたしていることが、明らかになった。 |
カテゴリ | 遺伝資源 繁殖性改善 |