課題名 | 種子散布におけるゲッ歯類の役割(645) |
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課題番号 | 1996004871 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林科学園・生物研 |
研究期間 | 延H03~H09 |
年度 | 1996 |
摘要 | 6年度までの調査で、ニホンリスによってオニグルミ種子が貯食されたのちに、あるものは食べ残されて発芽することが、野外で確かめられた。7年度の調査では、リスが貯食のために運搬する距離が、季節変化することが明らかになった。リスが貯食したクルミの種子を、アカネズミが盗むことがある。しかし、冬にはアカネズミの活動が不活発となるため、貯食したクルミはほとんど盗まれない。リスが運搬する距離は、ほかの時期に比べて、冬は短くなる。また、餌のクルミが実る夏から秋に比べて、クルミがない春には、リスはクルミを遠くまで運搬して貯食する傾向がみられた。リスの運搬距離の季節変化は最適摂餌戦略モデルによって説明することができた。(3-2-2) |
カテゴリ | 管理技術 くるみ |