課題名 | 非生物的因子による傷害樹脂道形成機構の解明(724) |
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課題番号 | 1996004951 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
関西・樹病研 |
研究期間 | 継H06~H08 |
年度 | 1996 |
摘要 | ヒノキ樹幹に傷を付けると、冬季(11月と2月)の、形成層の分裂活動が停止した時期でも、師部柔細胞からエピセリウム細胞への分化が起こり、樹脂道が完成することが確認された。ただし形成に要する期間は春夏季より長かった。樹脂道が形成される位置は春季は前年度形成の師部年輪であったが、冬季には8月と同様、当年輪と前年輪に形成された。形成年輪は6月後半の傷害から傷の周囲で当年輪へと移行始めた。8月末の傷害では当年輪への形成が主になり、前年輪にも継続して形成された。樹幹に、保冷材を用いて寒冷刺激を与えたところ、木部への傷害の痕跡と共に師部内への樹脂道形成が認められた。今後さらに寒冷の影響について検討を進める必要がある。 |
カテゴリ | 管理技術 経営管理 せり |