課題名 |
森林継続調査法による長伐期林分情報の整備方式の開発(762) |
課題番号 |
1996004986 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
四国・経営研
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研究期間 |
完H03~H07 |
年度 |
1996 |
摘要 |
本課題では、本支所経営関係研究室が担当して継続調査中の固定試験地(主として収穫試験地)において積極的な施業を行い、林分情報の収集と解析、データベース化、ならびに施業計画の策定支援手法について検討した。施業タイプによる試験地の類型化と施業計画については、これまで実施した間伐と7~8年度に計画中の間伐の諸特性値をまとめた。間伐種を特徴づける直径比(Dt/D比)でみると、滑床山スギ、ヒノキの間伐で「強度の下層~弱度の上層間伐」、下ル川ヒノキの事例で「下層間伐」にタイプ区分できた。林分情報のデータベース化の検討については、試験開始から10年以上が経過し、四国地域の12森林計画区において林分成長資料の蓄積が進んでいる施業標準地資料について、より使いやすいデータベースの設計を試みた。今回の例では、標準地の成長資料という「1次資料データベース」の作成を検討した。入力部分については、初心者でも操作が簡単なカード型データベースを採用し、検索やレポートの作成には、より高度な機能が発揮できるリレーショナルデータベースを利用した。流域管理システムの施行による森林計画単位の変更にも対応して、旧施業計画区、新森林計画区のどちらからでも検索を可能にした。データベースの利用例として、このソフトの持つ例示による検索、データベースから立木本数と平均樹高を抽出した例をあげた。間伐の設計等について、施業標準地の現実の数値の動きと設計上の本数管理を比較検討することが可能である。
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カテゴリ |
管理技術
管理システム
経営管理
傾斜地
中山間地域
データベース
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