課題名 | スモモ・ウメ種間交雑による果肉アントシアン高発現性ウメ品種育成のための実生選抜評価技術の開発(118) |
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課題番号 | 1996001318 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
育種・育種3研加工適性研 |
研究期間 | 継H06~H10 |
年度 | 1996 |
摘要 | ウメとスモモは交雑が可能であることから、スモモの持つアントシアン発現性を種間交雑によりウメに導入し、従来にないウメ品種を育成することは、ウメの新規需要の拡大に有効である。この育種を進めるためには、種間交雑により得られた個体の選抜評価を効率的に行う技術の開発が必要である。本試験では有機酸組成、アミノ酸組成、アントシアン含量等加工適性を判定する上で重要であると思われる形質を明らかにし、効率的な評価選抜技術を開発する。これまでに、種間交雑の雑種第1代では、滴定酸度の不足やアントシアン色素の発現の遅れが問題になることが判明した。7年度は、種間雑種をはじめとする赤肉品種について梅酒を製造し、酒質の良否及び外観の良否について検討を行った。この結果、種間雑種では酸味が少なく、種子からの抽出成分の苦味が強く感じられること、1年以上の期間での貯蔵によりアントシアンの退色が起こることが明らかになった。 |
カテゴリ | 育種 うめ 加工適性 すもも 評価法 品種 |