晩生カンキツの種類別の貯蔵に関する研究(263)

課題名 晩生カンキツの種類別の貯蔵に関する研究(263)
課題番号 1996001454
研究機関名 果樹試験場(果樹試)
研究分担 口之津・栽培研
研究期間 完S56~H07
年度 1996
摘要 10種類の中晩生カンキツ果実を供試し、呼吸速度と貯蔵性との関係を調査した。その結果、中晩生カンキツの貯蔵性は、果皮のハードニングと呼吸能との関係が高いことが明らかとなった。貯蔵温度はウンシュウミカンよりやや高い8~16℃程度が適切であると推察された。さらに、収穫時期、種類に関係なく収穫後1週間は呼吸能が不安定であるため、この期間中の予措の必要性が示唆された。13種類のカンキツを供試し、打ち抜き法で剥皮の難易を調査した。このうち、‘平戸文旦’が最も硬く、セミノールや温州ミカンが軟らかく、両者の間に5倍程度の差が認められた。剥皮時に手を汚す原因となる果皮中の油量についてカンキツ8種で比較調査した。油胞の油量は品種によって異なり、‘川野なつだいだい’及び‘福原オレンジ’が多く、ヒュウガナツや‘青島温州’は少なかった。油量が少ない種には、油胞が少ない場合(‘青島温州’)と個々の油胞が小さい場合(ヒュウガナツ)があった。常温予措中の果実重の変化と油量の変化を調査した結果、‘宮内伊予’では予措による果実重の減少が大きく油量も減少したが、‘川野なつだいだい’では変化が小さく油量もほとんど変化しなかった。これらの結果から、中晩生カンキツの種類別の特性と貯蔵性が明かとなり、果実を適切に貯蔵するための基礎資料となっている。
カテゴリ 温州みかん 日向夏 品種 その他のかんきつ

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