課題名 | 暖地向き飼料用トウモロコシ育種素材における茎部消化性の変異の解明(83) |
---|---|
課題番号 | 1996003026 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九農試) |
研究分担 |
畑地利用・飼料育種研 |
研究期間 | 継H06~H08 |
年度 | 1996 |
摘要 | 茎葉消化性に優れる新品種を育成する上での基礎的知見を得るため、42優良自殖系統を対象に酵素法で茎部の消化率を調査した。消化率は細胞内容物含量の多少によって最も影響され、フリント種で高くデント種で低い傾向が見られた。消化率と雌穂稔実程度には負の相関が認められたが、その程度は低かった。したがって、フリント種を中心とする消化率の高い系統を組合せることにより、雌穂重割合の低下なしに高消化性F1品種を育成できると考えられた。また、易消化性繊維含量と細胞内容物含量との間には相関は認められず、易消化性繊維含量の低下を伴わないで消化率を向上させることが可能であることが示唆された。 |
カテゴリ | 育種 飼料作物 飼料用作物 新品種 とうもろこし 品種 |