課題名 |
赤土流出防止技術下における赤土の移動、堆積機構の解明 |
課題番号 |
1996003081 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九農試)
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研究分担 |
生産環境・土壌特性研
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研究期間 |
新H08~H10 |
年度 |
1996 |
摘要 |
南西諸島及びその沿岸海域は、日本の他の生態系には見られない亜熱帯性の自然植生を持つ極めて貴重な地域であり、この自然環境に立脚して農業生態系が成立している。しかし、近年の一部の土地開発は自然生態系の回復力を超える影響を沿岸海洋生態系に及ぼしている。当地域の生態系保全に関しては、公害防止「南西諸島における海洋への土砂流出機構の解明と防止技術に関する研究」(3~7年)で多くの成果が得られている。しかし、赤土の多くを占めるシルト以下(0.2mm以下)の細粒赤土部分を農地外に出さない防止技術に問題を残した。このため、前記のプロジェクトで得られた個別の赤土流出技術と、新規の技術を組み合わせた複合技術により細粒赤土の防止技術を確立する。本課題では、各種の赤土流出防止技術が複合的に施工された、現地パイナップル畑とサトウキビ畑での赤土の移動、堆積、流出状況の解析と各種施工技術の評価を行い、両圃場からの複合赤土流出防止技術を開発する。
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カテゴリ |
亜熱帯
さとうきび
パイナップル
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