| 課題名 |
沖縄県石垣島の黒色土壌の分布と諸性質 |
| 課題番号 |
1996003082 |
| 研究機関名 |
九州農業試験場(九農試)
|
| 研究分担 |
生産環境・土壌特性研
|
| 研究期間 |
単H07~H07 |
| 年度 |
1996 |
| 摘要 |
石垣島には亜熱帯地域の非火山灰、非石灰岩由来としては、今までに報告例が極めて少ない黒色の土壌が広く分布している。黒色土壌が分布するのは何れも放牧地で、植生はススキやチガヤが主体であった。母材が同じであっても森林土壌の土色は赤色か黄色であった。全炭素含量とCECは放牧地土壌と森林土壌で大差がなかった。放牧地土壌A層のpH(H2O)は森林土壌より高かった。石垣島では塩基は溶脱条件下にあるが、放牧地土壌では森林土壌に比べ交換性カルシウムと交換性マグネシウムの含量と塩基飽和度が著しく高かった。石垣島の放牧は牛と馬で、放牧は明治以前に既に行われており現在も続いている。ある黒色土壌での放牧は明治44年頃に開始され昭和62まで続き、放牧年数は80年であることから、100年以内に黒色土壌が生成したと推定された。石垣島の黒色土壌は、放牧という人為による家畜飼養活動が草原植生や物質循環を作った結果できたと推定され、島弧亜熱帯の赤黄色土壌の肥沃性改善の一方法である可能性が考えられた。
|
| カテゴリ |
亜熱帯
馬
|