課題名 | 植物由来の昆虫発育阻害物質等による貯蔵食品害虫の防除法の検討(121) |
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課題番号 | 1996003791 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研) |
研究分担 |
流通保全・貯蔵害虫研 |
研究期間 | 完H03~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 米穀のメジャー害虫であるコクゾウムシに対し、発育阻害作用を有する植物由来物質の探索を行い、安全で効果的な防除法開発の基礎を確立する。先に、バイオアッセイ法として供試物を混入した人工米を用いて、オリザシスタチン、CB1及び4種の食用豆について調査を行ったところダイズに強い阻害活性があることを確認した。そこで、7年度は、ダイズに含有される阻害成分を明らかにする一環として、トリプシンインヒビターとサポニン(キラヤ)を0.01~0.1%の濃度範囲で組成する人工米を調整し、コクゾウムシの発育阻害と繁殖抑制について調査した。その結果、サポニンは0.025%より顕著な発育阻害が認められ、0.1%では完全に次世代の出現を阻止した。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 加工 大豆 繁殖性改善 品質保持 防除 |