課題名 |
てんさいを原料とするアルコール発酵化技術の開発(216) |
課題番号 |
1996003902 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
生物機能・分子機能研
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研究期間 |
継H06~H09 |
年度 |
1996 |
摘要 |
てんさい(sugar beet)はさとうきび(sugar cane)とならんでショ糖製造の主原料である。我が国では年間 380万トンにおよぶてんさいが栽培され、ショ糖の製造に供されており、搾汁残渣はビート・パルプとして飼料用に向けられている。エタノール生産の原料としててんさいを有効に利用するためには、ビート・パルプを酵母資化性の単糖の形に糖化することが重要である。酵素糖化にはセルラーゼ、ペクチナーゼなどの協同作用が有効であった。酵素糖化の反応をバイオリアクターに組み込むことを前提として、ペクチナーゼの固定化を行った。その結果、セルロース・ジアルデヒドに固定化したペクチナーゼでは60℃での耐熱性が向上し、中性付近のpHでもとの酵素よりも作用性が改善されることが判明した。また、ビート・パルプのウロン酸資化を図る目的で、新規に資化性菌のスクリーニングを開始した。
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カテゴリ |
さとうきび
飼料用作物
てんさい
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