課題名 |
鶏サルモネラ感染症における血清学的診断技術の確立(87) |
課題番号 |
1996003589 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家畜衛試)
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研究分担 |
研一・細菌3研
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研究期間 |
継H07~H08 |
年度 |
1996 |
摘要 |
鶏血清中の腸炎菌(Salmonella Enteritidis)に対する抗体価を、市販されている腸炎菌のリポポリサッカライドを抗原に用いた間接マイクロELISA法により測定し、抗体価はELISA価で表した。間接マイクロELISA法の非特異反応を除去するための反応条件について、標準陽性血清、SPF鶏血清、腸炎菌を初生ひなに経口投与した感染鶏血清を用いて、■スキムミルクを用いたブロッキング法、■カオリン前処理をした鶏血清を使用する方法、■として■と■を組み合わせた方法について検討した。その結果、■のブロッキング法とカオリン処理を組み合わせた方法が最も非特異反応除去の効果が高かった。■の方法によるELISA価を調べたところ、、SPF鶏(346羽)は0.21±0.08(平均値±標準偏差)、腸炎菌の感染鶏(60羽)は1.09±0.54の値が得られた。経時的(4週毎)に採血したSPF鶏の成績において、16週齢までのELISA価は0.16±0.03と低い値に対して、20週齢以降では0.25±0.07と高い値が得られた。
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カテゴリ |
病害虫
診断技術
鶏
防除
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