課題名 | 反芻家畜の糖質代謝の内分泌的および微生物的制御機構の解明 |
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課題番号 | 1996000908 |
研究機関名 |
畜産試験場(畜試) |
研究分担 |
栄養生理・飼料鑑定研生理1研生理2研 |
研究期間 | 単H08~H08 |
年度 | 1996 |
摘要 | 反芻家畜においてグルコースの利用は最も厳密に制御されている代謝の一つであり、ヒトや豚などの単胃動物とは異なることが知られているが、その制御機構の詳細は解明されていない。そこで、新たな解析手法を用いて反芻家畜の糖質代謝の特異性を明らかにする。そのため、去勢めん羊を用いインスリン依存性と非依存性のグルコースの取り込み、脳組織への取り込み量を求める。また、牛やめん羊、山羊の下垂体細胞の培養を行い、グルコース代謝に関与する成長ホルモンの分泌に及ぼす種々の脳内ペプチドの影響を検討し、下垂体における成長ホルモンの分泌機構の一端を明らかにする。さらに、ルーメン細菌におけるグルコースなど糖類の輸送能力と輸送様式を調べ糖輸送系の制御因子を解明する。これらによって得られる基礎知見は、牛肉や牛乳の効率的生産技術の開発に資することが期待される。 |
カテゴリ | 効率的生産技術 羊 豚 山羊 輸送 |