乳牛用の泌乳記録の拡張方法に関する研究-西南暖地におけるホルスタイン種の乳量と気温に関する研究-

課題名 乳牛用の泌乳記録の拡張方法に関する研究-西南暖地におけるホルスタイン種の乳量と気温に関する研究-
課題番号 1996000983
研究機関名 畜産試験場(畜試)
研究分担 飼養技術・飼養シス研
研究期間 単H07~H07
年度 1996
摘要 ホルスタイン種乳牛は冷涼な気候に適することから、西南暖地においては夏期の乳量低下が顕著で、その防止が技術的課題となっている。人工気象環境で暑熱による乳量、採食量、乳質の低下が起こることが明らかにされているが、自然環境において暑熱と牛乳生産との関係を示す実用モデルは提示されていない。そこで、家畜改良センター宮崎牧場における[乳用種雄牛後代検定推進事業]のデータを用いて、乳量と気温の関係について解析を行った。気温データは宮崎県小林市の日平均気温、最高気温などを利用した。検定牛の飼養管理は、フリーストール牛舎における放飼、ミルキングパーラーによる搾乳体系であり、放牧期間は3月上旬~11月下旬とし、舎飼い期間は12月上旬~2月下旬とした。乳量におよぼす気温などの要因の解析には、個体の効果、分娩後日数の効果、ならびに気温の変数を含む一般線形モデルを用いた。小林市の月平均気温は、6,9月がおおよそ22℃、7,8月がおおよそ26℃であり、6~9月の4カ月間が平均気温20℃以上の暑い時期にあたる。供試牛の多くは12月~翌7月に分娩したしたことから、乳期のいずれかで暑熱にさらされた。分散分析の結果、モデルの寄与率は0.705と高く、分散の多くを説明した。モデルのなかの気温を変化させ乳量を推定すると、14℃を頂点とする山形となった。気温が22℃を越えると1℃の上昇につき、乳量が0.5%減少し、28℃を越えると1.0%減少した。分娩後日数の効果の推定値は42日にピーケ示す曲線となった。240日総乳量について、実乳量とこのモデルの推定値を比較すると平均3.5kgの誤差であった。
カテゴリ 管理技術 飼育技術 乳牛

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