課題名 | 耕作放棄棚田水田の土壌生態の変化(18) |
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課題番号 | 1996002832 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
地域基盤・環境管理研 |
研究期間 | 継H06~H08 |
年度 | 1996 |
摘要 | 植生が耕作放棄棚田水田土壌に及ぼす影響評価の基礎として、放棄後の管理法と侵入する植生を調べた。放棄初年目の夏期にはヒエが全般に卓越するが、排水良好地ではメヒシバやアレチノギクが、排水不良地ではホタルイ、セリ、ツユクサがそれぞれ過半を占める場合もあった。放任田では4年後にはススキが優占し、カラムシ、ノイバラ等が混在し、植生地上部総乾物重は1.3Kg/■であった。一方、年2回の草刈り管理田では5年後でもススキは少く、エノコログサ、チカラシバ、メヒシバ等丈の低い草種が卓越し、総乾物重は放任田の2割程度に留まった。なお、年1回の草刈りではススキが過半を占めるが植生総量は少く木本の侵入は無く、年1~2回の草刈りは有効な保全管理法と判明した。 |
カテゴリ | 傾斜地 水田 せり 中山間地域 ばら ひえ |