課題名 |
エレクトロポレーションおよびアグロバクテリウムによる遺伝子導入(32) |
課題番号 |
1996002255 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試)
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研究分担 |
作物開発・育種工学研
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研究期間 |
完H02~H07 |
年度 |
1996 |
摘要 |
アグロバクテリウムによるナタネの形質転換法の確立をはかった。ハイグロマイシン抵抗性遺伝子およびGUS遺伝子からなるバイナリーベクターを保持するアグロバクテリウム感染のための植物組織として、下胚軸、葉片、開花直前の花茎を用いたが、胚様体の誘導には花茎組織が最も適していることが判明した。アグロバクテリウムとしては、LBA4404、EHA101、R1240、MP90の4系統を用いたが、LBA4404は感染力が弱く、EHA101およびR1240は感染力が強すぎてナタネの形質転換には不適当であった。MP90を用いた場合のみ、ハイグロマイシンに抵抗性を示し、GUSアッセイでもコントロールに対して高い活性を示す個体が得られた。得られた28個体中、結実にいたったものは1個体であった。今後、形質転換の効率化をはかると同時に有用遺伝子の導入が必要である。
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カテゴリ |
育種
高付加価値
抵抗性
抵抗性遺伝子
なたね
評価法
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