シロクローバ育種法の開発(40)

課題名 シロクローバ育種法の開発(40)
課題番号 1996002262
研究機関名 東北農業試験場(東北農試)
研究分担 草地・牧草育種研
研究期間 継H05~H14
年度 1996
摘要 環境耐性に優れたシロクローバの新品種育成には、冬期に発生する凍害抵抗性に関する遺伝解析と同時に、耐凍性簡易検定法を開発することが必要である。そこで、7年度は大量・迅速に耐凍性を検定する手法として開発されたLT50法のシロクローバへの適用を検討した。冬期の温度が著しく異なる3地域の品種(エストニア・スウェーデン産、ニュージーランド産及び日本産)を材料として用いた。60日間自然・短日条件で幼植物を養成し、その後低温・短日処理(5℃、8時間日長)を30日間行った植物についてLT50法(個体の半致死温度により耐凍性を判定する)を試みた。処理直前の植物サイズ(葉柄長、葉数)に差異が見られ、NZ産が大きくエストニア産が小さかった。処理温度は-8~-14℃であった。処理温度ごとの生存率より求めたLT50による耐凍性の品種間差異は、植物サイズの小さいエストニア産品種群が優れ、ニュージーランド産品種が劣るとの結果を得た。従って、LT50法がシロクローバの耐凍性検定に適用できることが明らかになった。8年度は生存個体間で交雑を行い耐凍性遺伝子の集積と手法の簡便化を図る。
カテゴリ 育種 簡易検定法 高付加価値 新品種育成 抵抗性 凍害 評価法 品種

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