課題名 | 地域特産作物の栄養系大量増殖のための発根・順化法の開発(128) |
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課題番号 | 1996002365 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
地域基盤・環境制御研 |
研究期間 | 完H05~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | リンドウの組織培養苗では、増殖培地から茎葉を切り出し、挿し木状態で屋外に順化する方法(direct rooting)が、発根苗を順化する従来の方法よりも、順化成功率が高く、その後の生育にも優れることを明らかにした。ニンニクの組織培養苗においても、direct rootingの有効性を示した。越冬芽形成の困難なエゾ系リンドウの挿し木苗を、生育初期に10~15℃の低温に暴露することにより、越冬芽形成率を最大40%まで高めることに成功した。しかし、生育初期におけるこの範囲の低温は根の伸長を抑制し、苗の生存率自体を低下させた。越冬芽形成率と生存率の両方を向上させる技術開発が残された問題である。 |
カテゴリ | 環境制御 管理技術 挿し木 にんにく りんどう |