課題名 | ダイズシストセンチュウ卵寄生菌の探索と菌の活動に及ぼす環境要因の影響(168) |
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課題番号 | 1997002177 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試) |
研究分担 |
畑作センタ・環境チーム |
研究期間 | 完H06~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 有機物を連年施用したあずき圃場では無施用区よりもシストの密度が低く、天敵微生物の寄生卵の比率が高かった。また、年間の天敵微生物寄生卵の比率の変動を調査すると、8月までは大きな変動は見られないが、有機物を施用した区では9月になって上昇した。卵より伸長する最も多く観察される糸状菌は、有機物無施用区では菌全体の約50%、施用区では90%であった。土壌水分は湿潤条件下において、寄生卵率が高くなる傾向があり、分離される菌相に違いが観察された。これら成果の一部は7年度応用動物昆虫学会北海道支部会、第40回応用動物昆虫学会、北日本病害虫研報第46号にて発表した。今後、糸状菌の分類・同定及び有機物施用に伴う糸状菌の作用機作の解明等について、次年度以降新規課題で対応する。 |
カテゴリ | あずき 害虫 寒地 機械化 水田 大豆 |