| 課題名 | 植生が土壌の保水機能に与える影響の解明(18) |
|---|---|
| 課題番号 | 1997004437 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
| 研究分担 |
森林環境・土物研 |
| 研究期間 | 継H08~H12 |
| 年度 | 1997 |
| 摘要 | 既存の土壌孔隙解析資料をもとに、関東地方と東北地方南部の落葉広葉樹天然林とスギ、ヒノキ人工林土壌の平均的な保水容量を推定して比較した。適潤性褐色森林土では、A1層、A層全体ともにpF0.6から2.7相当の保水容量がヒノキ林で最も小さい値を示した。スギ人工林の保水容量は広葉樹天然林より小さい値であった。適潤性褐色森林土偏乾亜型では、A1層のpF0.6から2.7相当の保水容量はヒノキ林で最も大きな値を示したが、A層全体の保水容量としては広葉樹天然林が最大であった。土壌最表層の保水容量の違いには、スギ、ヒノキ人工林で落葉広葉樹天然林より粗孔隙割合の小さいことが影響していると考えられた。 |
| カテゴリ | 植物相 |