| 課題名 |
森林生態系における溶存微量元素の実態解明(23) |
| 課題番号 |
1997004438 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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| 研究分担 |
森林環境・土物研
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| 研究期間 |
継H08~H10 |
| 年度 |
1997 |
| 摘要 |
林地土壌における微量元素の層別の組成、及びその濃度の把握を行うため、採取した土壌試料を風乾し、0.2mmの篩に通したあと、実験に使用した。土壌試料の分解には、マイクロウェーブ分解装置(MLS-1200MEGA/MDR)を用い、酸分解法(塩酸、硝酸、過塩素酸添加)で行った。分析は、ICP発光分析法によりMn、Zn、Cu、Co、Pb、Cd、Ni、Se、Moについて行った。38個のサンプルにおいて採取地の植生、母材、土壌型などによる微量元素濃度の違いは見られなかった。また、層別の組成や濃度にも一定の傾向は見られなかった。これは、土壌試料数が少ないことも一要因と考えられ、さらに土壌試料数を増やしていく必要があると考えられる。また、林地土壌に加え、林外雨、林内雨、樹幹流、湧水、渓流水などに溶存する微量元素の種類及びその濃度の把握を行い、微量元素の林地における動態を明らかにする計画である。
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| カテゴリ |
植物相
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