課題名 |
サクラならたけ病と材質腐朽病の発生生態と防除(128) |
課題番号 |
1997004536 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
森林生物・腐朽研
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研究期間 |
継H01~H09 |
年度 |
1997 |
摘要 |
サクラ枯死木2本(ナジマサクラ、ベニズルサクラ)から分離されたナラタケ菌の生物学的種を調べた結果、Armillaria melleaとA.tabescensの2種であることが明らかになった。A.melleaによって衰弱枯死している同一敷地内の多摩森林科学園カツラ人工林で、杭トラップ調査および子実体発生調査をおこなったところ、菌は年約1mで拡大していること、菌の感染経路は主に根の接触であると推察された。しかし、A.melleaが分離されたナジマザクラ植栽地周辺に設置した杭トラップからは、菌は捕捉されなかった。また、ベニズルサクラから分離されたA.tabescensは、日本における宿主や病原性については不明な種である。園内の他地区のサクラの根からA.tabescensの子実体が発生していたが、このサクラは外観上は健全であった。ベニズルサクラ植栽地周辺の杭トラップからも、ナラタケ菌は捕捉されなかった。(11-3-1)
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カテゴリ |
病害虫
管理技術
さくら
防除
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