課題名 |
環境保全的育林技術の検討(612) |
課題番号 |
1997005015 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
東北・多雪研
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研究期間 |
止H07~H11 |
年度 |
1997 |
摘要 |
多雪地に造成された複層林を対象に、その積雪挙動制御効果、雪害軽減効果などについてモニタリング調査を実施し、森林の環境保全機能を維持・向上するための育林技術を検討した。調査の対象とした2種類の二層林は1990年に造成され、上木はいずれもミズナラとイタヤカエデを主体とする天然生落葉広葉樹である。天然生落葉広葉樹類-ケヤキ二層林については、上木密度大、上木密度小、上木なし(対照)、の3調査プロットを、天然生落葉広葉樹類-ミズナラ二層林については、上木なし(対照)を加えて2調査プロットをそれぞれに設置した。1992年9月に1回目の、1995年11月に2回目のモニタリング調査を実施した。1992年の最大積雪深の実測値は1.8~2.0mの範囲にあった。ケヤキ植栽地においては、野兎によると思われる食害が多発し、特に上木なしプロットにおいては、2回目の調査時点で76%の個体が死亡していた。担当者の異動により当面後継者が確保されないため中止とする。
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カテゴリ |
かえで
管理技術
経営管理
モニタリング
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