課題名 | 生物的防除技術の確立(647) |
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課題番号 | 1997005052 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
東北・昆虫研 |
研究期間 | 完H04~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 天敵微生物付与装置を用いて、キイロコキクイムシの大量放虫を行い、マツノマダラカミキリのボーベリア菌感染率を調査した。ボーベリア菌培養不織布を、マツノマダラカミキリ産卵木に施用処理し、感染率や枯損経過を調査した。さらに本菌施用処理による養蚕への影響を、蚕の生物検定により検討した。その結果、感染率は方位によって有意に差があったが、昨年度と異なり南、西の感染率が高かった。また羽化脱出直前の感染率は、例年調査する11月割材時点での感染率よりもかなり高かった。また不織布試験では、鉈傷を付けたほうが感染率が上がった。本菌施用処理によって固定試験地の枯損量は減少しなかった。養蚕への影響は付近に桑畑がなければ非常に少ないと考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 カイコ 桑 経営管理 生物的防除 |