課題名 |
農山村の活性化と森林管理主体の育成(680) |
課題番号 |
1997005083 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
林業経営・経営研
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研究期間 |
継H06~H11 |
年度 |
1997 |
摘要 |
第三セクターの事例として福岡県添田町の「株式会社ウッディ」を対象に、その設立の背景、事業内容、労働力確保の状況、経営状況などの実態調査を行った。同社は、平成3年の台風17、19号が九州地方の森林に甚大な被害を及ぼしたことをきっかけとして平成4年8月に設立された。町では、林業振興は行政の重点事項であるとして、平成4年度から林業振興基金を設立し、現在5億円の基金を積み立て、その利子分でウッディの設立初年時の赤字の一部を補填した。その後は同社の当期利益は黒字となっているが、7年度末で繰越損失700万円を抱えている。初年度を除いて当年度決算で黒字を計上している背景には、事業単価の高い災害復旧関係の事業および町や県からの発注事業が多い、高性能機械の購入や林構事業の実施などで町が補助残を全額負担しているなどが上げられ、地方自治体による強い財政的な支援で経営が支えられている面が強いことが明らかとなった。(5-2-2)
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カテゴリ |
管理技術
管理システム
経営管理
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