課題名 |
モモのわい性台木の実用化に関する研究(171) |
課題番号 |
1997001339 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試)
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研究分担 |
栽培・栽培生理研
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研究期間 |
完H02~H09 |
年度 |
1997 |
摘要 |
モモのわい性台木として有望視されているニワウメとユスラウメについて穂品種との適応性を検討した。穂品種として‘ちよひめ’、‘さおとめ’、‘武井白鳳’、‘白川白桃’、‘勘助白桃’、‘あかつき’、‘清水白桃’、‘ヒラツカレッド’、‘フレーバートップ’の9品種を用いた。いずれもわい化効果が認められたが、組み合わせによってその程度は異なっており、生育途中で枯死する組み合わせもあった。ニワウメ、ユスラウメ台木を用いた場合、普通台木に比べて果実の熟期が促進され、糖度が高く食味が優れる傾向が認められた。従って穂品種とこれら台木の組み合わせによっては、わい化栽培による作業の省力化や高品質果実の生産に寄与できるものと考えられた。ただし、組み合わせによっては生育途中で枯死する場合や、樹勢低下による渋味果の発生などが懸念されたので注意する必要がある。これらの研究成果は果樹試験場報告として公表する予定である。
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カテゴリ |
うめ
省力化
台木
ネクタリン
品種
もも
良食味
わい化
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