課題名 | 主要作物の病原菌レース生成機構の解明(51) |
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課題番号 | 1997002684 |
研究機関名 |
北陸農業試験場(北陸農試) |
研究分担 |
水田利用・病害研 |
研究期間 | 完H05~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 5年度から8年度まで北陸地方のいもち病菌レース分布を調べた。レース001および003の分布率がもっとも高く、それぞれ31~58%および13~36%を占めていた。また6年度以降レース041と047の急速な増加が認められた。レース001とおよび003の分布率の高さは、それぞれ北陸全域におけるコシヒカリ等の+型品種および新潟県のゆきの精や福井県の日本晴などのPi-a型品種の作付によると考えられる。レース041、047の分布率の増加は、Pi-z型品種のフクヒカリ、新潟早生、能登ひかり、およびPi-z、Pi-i型品種のほほほの穂とハナエチゼンの作付増加によると考えられ、今後、これらの品種の作付に当たっては病原性レースの分布に留意する必要がある。調査結果は各県の農業試験場や病害虫防除所に報告し、品種の罹病化予測の参考にする。 |
カテゴリ | 病害虫 いもち病 水稲 低コスト 病害虫防除 品種 良食味 |