課題名 |
栄養繁殖性熱帯作物遺伝資源の特性評価と長期保存法の確立(125) |
課題番号 |
1997004241 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ)
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研究分担 |
沖縄・国際共同
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研究期間 |
継H04~H11 |
年度 |
1997 |
摘要 |
タロ(Colocasia esculenta(L.)Schott.var.antiquorum、品種エグイモ)の茎頂を材料に、超低温ガラス化法による保存法の諸条件を詳しく検討し、最も有効な条件を設定した。特に材料となる植物体を高濃度のショ糖培地(120g/l)で育成(コンディショニング)すると、液体窒素で保存した後の生存率が向上・安定することが注目された。本方法で液体窒素中に保存したタロ茎頂はカルスを形成することなく、植物体を再生した。処理した茎頂から得られた植物体を無処理のものと比較したが、形態的以上は認められなかった。本方法を他の5品種に適用したところ66-100%(平均87%)の高い生存率が得られ、タロ遺伝資源への汎用性も確かめられた。他に、バナナ、ヤマノイモ、カンショについてもそれぞれに適した超低温保存の条件を検討し、60%前後の生存率が得られるようになった。
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カテゴリ |
遺伝資源
かんしょ
管理技術
バナナ
繁殖性改善
品種
やまのいも
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