課題名 | 二倍体アポミクトの選抜(300) |
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課題番号 | 1997003251 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
畑地利用・遺伝資源研 |
研究期間 | 完H06~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | ニラの14品種に由来する合計138個体の二倍体を獲得した。当研究室養成の実生集団の二倍体出現頻度は、9品種平均で、正二倍体が0.33%、異数体0.12%であった。ギニアグラスでは品種「ナツカゼ」の実生2,368個体から二倍体は得られず、バヒアグラスでも品種「ナンオウ」の実生11,736個体のなかに二倍体はなかった。ニラ二倍体のうち、5%以上の花粉稔性を示すものが14個体あり、この中から、アポミクシス性が極めて高く稔性も比較的高い正二倍体KaD2を選抜した。逆に、アポミクシス性が極めて低い正二倍体SiD6も選抜した。これら二倍体はアポミクシスの遺伝的メカニズムを解明するための研究材料として有望である。 |
カテゴリ | いぐさ 育種 遺伝資源 加工 にら 繁殖性改善 品種 |