課題名 | 大豆の過酸化脂質含量に対する流通・貯蔵条件の解明と制御技術の開発(230) |
---|---|
課題番号 | 1997003306 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
作物開発・流通利用研 |
研究期間 | 継H05~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | リポキシゲナーゼ欠失大豆を豆乳・豆乳関連食品の素材として利用する場面を想定し、原料素材の貯蔵特性を普通大豆の場合と比較した。供試大豆全体的な傾向としては、平成8年収穫の新大豆に比べて、平成6、7年収穫の古大豆では、粉末水抽出液のpHは低下、SH基量は減少、脂質過酸化度は上昇、酸化蛋白量は増加した。供試大豆間では、リポキシゲナーゼ完全欠失大豆「いちひめ」が上記指標の変動が最も小さく、新大豆とほぼ同レベルにあった。リポキシゲナーゼLー1のみを含む「ゆめゆたか」の場合は、新大豆では「いちひめ」と同レベルにあったが、古大豆になると品質劣化が生じていた。「いちひめ」は他の大豆品種に比べて嗜好性に加え、貯蔵特性も優れていると判断された。 |
カテゴリ | 加工 大豆 品質保持 品種 |