課題名 |
サツマイモ帯状粗皮病の抵抗性に関する研究(283) |
課題番号 |
1997003341 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試)
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研究分担 |
地域基盤畑地利用・甘育研病害遺伝研
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研究期間 |
完H04~H08 |
年度 |
1997 |
摘要 |
これまで困難であるとされてきたサツマイモ感染葉からのサツマイモ帯状粗皮病の病原ウイルスであるサツマイモ斑紋モザイクウイルス(SPFMVーS)のRTーPCRによる検出は、サツマイモからの核酸抽出にCF11セルロース処理を加えることで可能となることが判明した。SPFMVーSに感染したサツマイモと一緒に栽培しても病徴をださなかった無症イモのウイルスフリー苗及び帯状粗皮病感受性の高系14号のウイルスフリー苗に、SPFMVーS感染アサガオを接木接種した。無症イモ、高系14号ともに、接種後、約1カ月たつと地上部では下位葉に軽い葉脈透過や輪紋症状があらわれ電子顕微鏡観察によってウイルス粒子も検出された。一方、地下部の比較では、高系14号では帯状粗皮病の症状が認められたのに対し、無症イモでは異常が認められなかった。しかし、圃場試験で同様の検討を行った結果では、無症イモ及びその交配後代のいずれにも高率に帯状粗皮病の症状が認められた。今後、圃場試験で帯状粗皮病が認められなかった無症イモの一部系統から、さらに抵抗性の高いものを選抜していく必要がある。
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カテゴリ |
病害虫
あさがお
害虫
管理技術
抵抗性
防除
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