課題名 |
種子伝染性ウイルスを利用した遺伝子導入技術の開発 |
課題番号 |
1997003344 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試)
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研究分担 |
地域基盤・病害遺伝研
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研究期間 |
新H08~H10 |
年度 |
1997 |
摘要 |
植物ウイルスには、植物とウイルスの組合せによって感染植物で高率に種子伝染するものがある。特に、ダイズではダイズモザイクウイルスやキュウリモザイクウイルス(CMV)のダイズ系などで、きわめて高率に種子伝染する例が知られている。そこで、これらの種子伝染性ウイルスのcDNAに有用遺伝子を組み込んで、ダイズでの遺伝子挿入ベクターとしての利用をはかることを目的とする。今年度は、ダイズに全身感染して種子伝染するCMVダイズ系のA系統(CMVーSA)と、ダイズに感染しないCMVのマメ科系(CMVーE)との間でRNA3を交換してえられたRNA3の組換え株のダイズでの病徴発現を検討した結果、RNA3がダイズに病徴を生じるかどうかを決定することが明らかとなった。純化CMVーSAから抽出したRNAを用いて作成したcDNAクローンの中で、RNA3のほぼ全長を含むクローンの2、209塩基の配列を決定した。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
管理技術
きゅうり
植物ウイルス
大豆
防除
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