課題名 | 水稲害虫に対する殺虫剤の作用特性の解明と水稲害虫の制御技術の開発(279) |
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課題番号 | 1997003346 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
地域基盤・害虫生態研 |
研究期間 | 完H01~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 薬剤によるウンカの多発生誘導は1992、1993の多飛来年に明瞭に認められた。亜熱帯における知見と同じく、カメムシ剤penthoateでは試験期間を通してウンカ被害が発生した。ウンカ剤BPMCでも無散布とほぼ同じか多めのウンカの発生が認められた。処理区間の密度変異の相関によって、天敵によるウンカ類の制御作用を検出できた。クモ類はセジロウンカ、トビイロウンカ両者の発生を抑制し、ミドリメクラガメはセジロウンカを抑制した。しかし、ウンカ類の発生が多い場合にはこれらの抑制作用は検出できなかった。多飛来年に殺虫剤の発生誘導が生じやすい原因をウンカ類、天敵類密度の相対的関係の年次変異から説明できるかどうか、今後検討が必要である。 |
カテゴリ | 病害虫 亜熱帯 害虫 カメムシ 管理技術 水稲 防除 薬剤 |