課題名 |
新定着害虫ガイマイツヅリガの分布拡大の可能性の検討(111) |
課題番号 |
1997003979 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
流通保全・貯蔵害虫研
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研究期間 |
継H08~H09 |
年度 |
1997 |
摘要 |
ガイマイツヅリガ(Corcyra cephalonica)は世界各国、特に熱帯から亜熱帯地域にかけて米(精米)をはじめとする各種穀類及び各種農産物などで問題となっている貯穀害虫である。わが国において本種はすでに沖縄に定着しているが、最近、輸入農産物の種類及び貨物量が急増しているのに加え、1996年より外国産米輸入が自由化されたことから国内各地への分布拡大が懸念される。玄米を含む各形態の米に対する本種の加害能力を明らかにすることを目的に発育期間、産卵数を調査した。その結果、発育期間が玄米(平均38.7±2.6日)、精米(平均38.7±2.4日)、ぬか(平均38.1±1.6日)と、どの餌においても同様に発育できることが明らかとなった。このことから、本種の食性は、米への加害ではぬか層のみを摂食するノシメマダラメイガの食性とは大きく異なると言える。9年度は異なる温・湿度条件下での発育・産卵について検討する。
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カテゴリ |
病害虫
亜熱帯
害虫
加工
防除
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