| 課題名 | 水稲の低温適応における膜脂質の機能解明(222) |
|---|---|
| 課題番号 | 1997004087 |
| 研究機関名 |
食品総合研究所(食総研) |
| 研究分担 |
生物機能・分子情報研 |
| 研究期間 | 完H07~H08 |
| 年度 | 1997 |
| 摘要 | 水稲の低温下における生体反応を分子レベルで解析し、高度耐冷性品種育成のための基礎的知見を得る事を目的とし、植物細胞の恒常性維持に重要な役割を果たしている生体膜の構造と機能に注目して検討する。8年度は、耐冷性の低い品種の培養細胞を用い、低温処理による液胞膜脂質成分の変動と、膜に存在するプロトンポンプの機能を解析した。低温処理により耐冷性の低い品種(ボロ)の液胞膜脂質成分のうち、グリセロリン脂質含量が減少し、フォスファチジルエタノールアミン(PE)とフォスファチジルコリン(PC)が増加し、更に、液胞膜に存在するH+-ATPaseのプロトン輸送能は低下した。PCについては低温処理で構成脂肪酸のうち18:1と18:2が減少し、16:0と18:3が増加した。これらの結果は低温処理による膜脂質成分の変化とH+-ATPaseの機能低下との関連を示唆している。 |
| カテゴリ | 水稲 品種 輸送 |