課題名 |
鱗翅目害虫の薬剤抵抗性機構の解明とモニタリング手法の開発(108) |
課題番号 |
1997000702 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研)
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研究分担 |
資材動態・殺虫動態研(科長高知農技セ)
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研究期間 |
完H04~H08 |
年度 |
1997 |
摘要 |
カーバメート剤(メソミル)、有機リン剤、ピレスロイド剤に抵抗性を発達させてきているハスモンヨトウの薬剤抵抗性機構解明と抵抗性の簡易モニタリング法の開発を目的とした。本種の薬剤抵抗性の検定は通常幼虫を用いて行われるため非常な労力を要する。幼虫の局所施用法による薬剤感受性と雄成虫のドライフィルム法による感受性は平行した。局所施用法では雄成虫の感受性は日齢により変化したが、ドライフィルム法では日齢による感受性変化はほとんどなかった。これらの結果を基に性フェロモントラップで捕獲したハスモンヨトウ雄成虫を用いた薬剤抵抗性の簡易モニタリング法を開発した。また、ハスモンヨトウの薬剤抵抗性機構としてはアリエステラーゼによる薬物捕捉活性の増大及びアセチルコリンエステラーゼの薬剤感受性低下が考えられた。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
性フェロモン
抵抗性
農薬
モニタリング
薬剤
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