課題名 | 牛早期妊娠因子の安定的検出法の開発(168) |
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課題番号 | 1997003849 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家衛試) |
研究分担 |
病態・保健衛生研 |
研究期間 | 完H06~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 牛早期妊娠因子を検出するため、市販の抗牛CD2抗体と牛リンパ球を用いてロゼット抑制試験を行った。その結果、本法により妊娠、非妊娠を明確に区別することができ、妊娠例においては早期妊娠因子は排卵後24時間から検出されることが示された。さらに、ロゼット抑制試験における牛早期妊娠因子のリンパ球への作用機序を解明するため、妊娠および非妊娠牛血清で前培養した後の牛リンパ球への抗牛CD2抗体の結合性をフローサイトメトリーを用いて解析したところ、抗体の希釈倍率を高くするに従い陽性域の細胞の比率は妊娠血清で前培養した場合の方が非妊娠血清で前培養した場合に比べ高い傾向があった。このことから早期妊娠因子はリンパ球への抗牛CD2抗体の結合性を保持する可能性が考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 診断技術 治療技術 防除 |