鶏におけるフィチンリンの利用性改善によるリン排泄量低減化技術の開発(75)

課題名 鶏におけるフィチンリンの利用性改善によるリン排泄量低減化技術の開発(75)
課題番号 1997000990
研究機関名 畜産試験場(畜試)
研究分担 栄養・中小家畜研(上席)
研究期間 完H06~H11
年度 1997
摘要 リンを多く含む脱脂米ヌカを120℃3時間高圧蒸煮処理することにより、フィチンリンが分解し無機リンが1.0%増加した。低有効リン飼料中の無処理脱脂米ヌカ(10%配合)をこの処理脱脂米ヌカで代替する実験を行ったところ、鶏雛の飼養試験成績は対照飼料と比べて差がなく、リン排泄量は約15%少なくなった。また、大麦あるいは小麦を飼料中に50%配合することにより、飼料の有効リン含量を0.40%から0.32%に低減でき、この結果、鶏雛の排泄リン量は約20%少なくなった。さらに、低有効リン飼料にフィターゼを添加することにより、鶏雛の増体量、飼料効率、リン蓄積率および趾の灰分含量は改善されたことから、飼料にフィターゼを添加することによって、従来の生産性を維持しつつ、リン排泄量を大幅に低減できることが示された。
カテゴリ 大麦 小麦 飼料効率

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